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科学的にダイエットに成功するイメージトレーニング(3-1)

 

いまシリーズ的にお話しているダイエット法では、からだの中で起こっていることをイメージすることが大切です。

 

ダイエットのイメージトレーニングではさまざまな「たとえ」が役立ちます。

 

ダイエットの鉄則その3では肝臓に蓄えられる炭水化物(グリコーゲン)を「冷蔵庫に保管している通常食」、お腹に蓄えられる脂肪(内臓脂肪)を「非常食」にたとえてみることにします。

 

グリコーゲンはブドウ糖がたくさん数珠つなぎになったものです。

 

多くのからだの細胞が食べるものはこのブドウ糖ですから、ブドウ糖はいわば調理された料理にあたります。

 

そうすると、肝臓のグリコーゲンは調理前の食材が冷蔵庫に入っているというイメージになります。

 

冷蔵庫(肝臓)の容量はそれほど大きくないので入れておけない分は非常食として別の倉庫(お腹)に保管されます。

 

ここで重要なこと、それは肝臓という冷蔵庫では新たな食糧が補給されなければ十数時間でなくなってしまう程度の保有力しかないということです。

 

十数時間というと、たとえば夕食を午後7時に食べたとすれば(朝食を食べない場合)翌日のお昼には空っぽになる計算です。

 

空っぽになると「空腹感」というアラームが作動しますので、このタイミングで食事(ランチ)を摂りたくなります。

 

だったら朝ご飯の時にはまだアラームが鳴らないのではないかと思われるかもしれませんがその通りで、通常朝食時には「とてもお腹が空いた」とは感じないものです。

 

朝食のあとは冷蔵庫に食糧が補給された状態になりますから、お昼になってもまだ空腹感はそれほど強いものはなりません。

 

朝食、昼食と食べて夕食。

 

ふつうこの段階では冷蔵庫は適度に食べ物が残っている状態です。

 

このように考えてくると、成長期を終えた現代社会の成人がふつうに三度の食事をしている日常ではあまり大きな空腹感に襲われることはないことがご理解頂けると思います。

 

逆にお昼に豚骨ラーメン+チャーハン、オムライス+スイーツなどをドカンと食べると冷蔵庫(肝臓)は一発で満杯になり、あふれた分は脂肪としてお腹の備蓄倉庫にせっせと蓄えられていきます。

 

そして夜は夜で飲み会をし、フィニッシュラーメンを食べて・・・冷蔵庫から食糧はあふれ続けてお腹の備蓄倉庫へどんどん運ばれていきます(つまり肝臓という保管場所のキャパがほぼ変わらないのに対し、お腹の備蓄倉庫はほぼ無制限に受け入れOK。いくらでも大きくなれるのです)。

 

これが「ビール腹」のできるしくみです。

 

ダイエットの鉄則その3を実践する準備段階としてまず「ビール腹、中年太り、メタボが生じる背景には「肝臓が常に満杯になっているような食習慣があること」をイメージでつかんで頂きたいと思います。

 

これがわかれば減量ダイエットの対策はおのずと組みあがってきます。


次回の更新は6/8(木)です。

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