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科学的にダイエットに成功するイメージトレーニング(6-1)


 

ダイエットイメージトレーニング、終盤の主役はケトン体です。


ケトン体といえば「ケトン体ダイエット」という言葉を思い起こされる方もあるかもしれません。


ケトン体というのは脂肪が代謝されてできてくるエネルギーのことです。


ただ、この代謝ができるは肝臓だけ、これが一つのポイントです。


ですから肝臓が健康でなければケトン体を作ることもできなくなります。


つまりダイエット成功の条件の一つは肝臓を健康に保つことなのですが、これについてはまた後にお話しすることにして今日はケトン体とはどういうものかについてご説明します。


ケトン体は脳を含む全身で使える万能非常食のようなものです。


「非常食が必要な時」というのは体内にブドウ糖が不足した飢餓状態を意味します。


本当の非常食は人生に何度も食べることはないと思いますが、ここまでお話してきたダイエットプログラムでは「一日一度は非常事態!」と、わざとそういう状態を作ります。


脳にブドウ糖を絶え間なく送り続けることは生きて行くための前提条件のようなものですが、これができなくなったときのためにもケトン体が作られます。


脂肪は直接脳のエネルギーにはなり得ませんが、肝臓を通してケトン体に変わることで脳でも利用可能な形に転換されるのです。


一般的に言われているケトン体ダイエットは食事としてケトン体に変わりやすいココナッツオイルのような中鎖脂肪酸などを食べる方法のことですが、私がここでお話しているケトン体は自分の身体の中の脂肪から作り出されるものなのでこの点が少し違います。


けれども余分な脂肪を減らすのがダイエットですからココナッツオイルを補給する以前に「自分の脂肪」をまず優先的にケトン体に替えて行くことを目指します。


その意味では「究極のケトン体ダイエット」といってよいかもしれません。


ここで、

(1)16時間炭水化物を控えることで糖質が不足した緊急事態をわざと作り出す

(2)体脂肪が肝臓に移動

(3)ケトン体に転換

(4)全身で燃料になる

という流れをイメージして下さい。


最後に本日のポイントを。


「肝臓に移動した体脂肪がケトン体に変わること」。


これこそが「脂肪燃焼の必須過程そのもの!」なのです。


さてダイエットイメージトレーニングもいよいよ佳境「脂肪燃焼」までたどり着きました。


次回は7月20日です。

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